【ニューバランス編】パルクールシューズのオススメモデルを一挙紹介!

2019年5月10日

この記事では、「ニューバランス」の靴の中から、特にパルクールにオススメのモデルを紹介します。
自分はパルクール歴12年くらいですが、今までリサーチしてきた中で実際に履いてみて確認したものや、周りのトップアスリートたちが使っていたものを中心に紹介していきます!
シューズ選びについてそもそもよくわからないという方は、パルクールシューズの選び方を詳しく解説したこちらの記事→https://idojutsu.jp/shoes/に目を通してもらえると、内容がより理解しやすくなると思います!
ニューバランス以外のメーカーのシューズ紹介記事は、こっちで見れます!→https://idojutsu.jp/category/shoes/

スケボーとかだと「スケートシューズ」っていう専門ラインがメーカーから出てるのが一般的ですが、パルクールに関してはまだそこまでシーンが進んでいないのが現状ですよね。
なので、特に初心者の方なんかはパルクール用シューズを探すのがかなり難しいというか、手間だと思います。
仲間内での情報にも限界があります。よその地方のコミュニティでは、また違った情報が回っていたりもします。
せっかくインターネットという便利なものがあるので、この場で自分の持ってる情報を公開しておけば、全国どこの誰とでも情報を共有できるわけです。
素晴らしい!
というわけで、もし「NBの靴、この記事に乗ってないけどこれもオススメだよー」みたいなのがあれば、お気軽にご一報を!

それじゃあ紹介に入ります。

U420

一番オススメのモデルを最初に持って来ました。 まず素材の配置がパルクールにもってこいですね。
物と擦れて破れたりしやすい前足部の側面とかはスウェードで補強して、耐久性をアップさせてあります。それ以外の部分はナイロンか、カラーリングによってはメッシュに切り替えて屈曲性も確保してます。
パルクールシューズとしては定番の素材配置です。
靴底に注目してほしいんですが、ソールパターンもかなり理想的な形状です。
ゴム片に分かれ目が無く、溝も浅い。グリップも良いです。
ローテクシューズなので軽量性も大丈夫。
パルクールシューズっていう目線で考えると、このU420はほぼほぼ完璧に近いと思います(判断ポイントについて僕がなに言ってるかよくわかんない人は、シューズ選びのポイントについて解説したこの記事をまずチェックしてください→https://idojutsu.jp/shoes/)。

履き味の特徴としては、つま先が若干ナロー目に取ってあるので足幅が極端に広い人は合わないかもしれません(スウェード素材だし、ある程度は履いてるうちに伸びてきますが)。
クッションはどちらかというと薄めなので、フリップ特化型の人とか体重が重い人には物足りなく感じられるかもしれませんが、客観的には薄すぎるということはないです。

U220

420の次にオススメです!
基本的なディティールは420と同じですが、クッションの厚さや履き味、ナイロンとメッシュが混在している、ソールパターンが微妙に違う、とか僅かな相違点はあります。
中でも一番違うのはクッションと履き味です。
420と比較する形で書くと、この220の方がクセがあります。
具体的に言うと、420が「つま先が薄くカカトが厚い」のに対して、220は「つま先が厚くカカトが薄い」です。
パルクールの着地って基本的にはつま先なので、地面や対象物の感触をしっかりキャッチするために、つま先はどちらかというと薄い方が良いです。
反対に、カカトには人体の構造上ショック吸収の機能が備わっていないので、つま先部分よりは厚めの方が良いです。
状況にもよりますが、カカトがつま先より薄いというのはパルクール的にはちょっと違和感があるかなと思って、このU220を2番手にしました。
履いているうちにつま先周辺のクッションがヘタってイイ感じにモディファイされる、とかはあるかもしれませんが、最初のうちはアンバランスさを我慢しなきゃいけないというのはなんか不毛な感じもあります。
でもまぁ、初心者の人とかはそんな気にしなくていいです。
鉛筆とボールペンの書き味の違いみたいなものです。
初心者の人は、まず字を書くことそのものに慣れましょう。

総評としては悪くないシューズです。
あと、この220の方が前出の420よりつま先が幅広な構造なので、ナローなものが苦手な人はこっちの方が良いかも知れません!

M340

上の二つに比べると、より初心者向けのエントリーモデルだと思います
パルクールシューズとしての大まかな総評は上の二つと一緒で、履き心地もプレーンですが、このM340はもうちょっと靴全体が重くて硬いです。
中級者~になると、ほんのわずかな重さや硬さが気になってくるんですが、この靴に関しては初心者のうちはそこまで気にしなくていいレベルで抑えられています。
硬いって、裏を返せば頑丈で防御力があるってことですからね。ビギナーのうちはケガの予防にもなります。
クッションも上の二つよりは厚いです。これも初心者向けのディティールですね。

フレッシュフォーム ザンテ

他にニューバランスで有名なものでいうと、「フレッシュフォーム ザンテ」があります。
これは今まで紹介してきたモデルと違ってランニングシューズなんですが、グリップがとてつもなく良いという評判です。人工物との相性が無敵らしいです。
ソールを触った感じでも、食いつきが良いというのは伝わってきます。
実際、東京のパルクールジム「MISSION TOKYO(http://missionparkourpark.com/)」にみんなで遊びに行った時も、あのジムの壁とザンテの相性があまりにも良すぎて「180をやるときはザンテに履き替える」という裏技的攻略法で反り立つ壁横の連続壁キックをみんなで倒しました(僕はザンテなしで倒しました!笑)。
とにかくグリップに秀でた一足です。

他の特徴としては、ランニングシューズなので動きやすさと軽量性はスニーカーよりかなり優れているということ、逆にアッパーの耐久性はそんなに良くないということが挙げられます。
好みの方はどうぞという感じですね。

ほかには?

今とりあえずザっと紹介してきましたが、まだ他にもパルクール向きのシューズはたくさんあると思います。上で紹介したものじゃないといけないとか、そんなことはありません。
NBの靴って看板商品はハイテク~ミッドテクぐらいの複雑な構造のものが多かったりするんですが、上で紹介してきたようなローテク系のシンプルな作りのものだとオススメできるモデルもまだいくつかあります。
あくまでもここでのレビューは目安程度に、自分に合った一足を探すのも大事です。
新しいものもどんどん発売されていくので、その都度ディグってみてください!(選び方がよくわからないという方は、この記事を参考に!→https://idojutsu.jp/shoes)